6月だより・園長【 どろんこ 】
「どろんこ」
先日の雨上がり、園庭には大きな水たまりができました。待ちに待った大きな泥んこの水たまりです。
この日、幼稚園のほとんどの子どもたちは外へ飛び出していき、どろんこあそびに興じていました。
どろんこあそび!子どもたちはひとたび泥の中に身を任せると、
まるで魔法のように心がするする解き放たれていきます。不思議です。
いろんなことから解放されて、身も心も自由になっていくのです。
子どもたちはどろどろの感触を楽しんだり、飛んだり跳ねたり寝転んだり、
泥に脚を埋めてみたり、協力して温泉を作ったりと、
それぞれが思い思いのあそびに夢中になって過ごしました。
アスファルトだらけの東京で、こんなに自由に汚れを気にせず、
むしろ汚れることを楽しんで、時間の制限もなくどろんこあそびができるのはルーテル幼稚園ならではですね。
どろんこをすることで子どもたちは五感をフルに使い、友だちとのコミュニケーション力や協調性、
筋力や持久力、バランス感覚などの身体の能力を向上させます。
その上この日はとっておきの日で、にじぐみさんが幼稚園みんなでどろんこをしたいと計画した日だったのです。
うっとうしい梅雨の季節も待ち遠しい、元気な子どもたちです。
園長 髙瀬眞理子