5月だより・園長【 雨上がりのワクワク探し 】
「雨上がりのワクワク探し」
降り続いていた雨が上がると、
園庭は元気に飛び出していく子どもたちでいっぱいになります。
裸足になって濡れた地面を感じながら走り回ったり、
水たまりへ飛び込みジャンプ、
かと思うと足湯を楽しんでいたり、
泥水のチョコレート屋さんがチョコレートやココアをごちそうしてくれたり。
片隅ではダンゴムシをたくさんバケツに入れて集めたり、
またある子はビニール袋に水たまりの水と木の葉を入れて、
「メダカがいるかもしれない…」と見せてくれたりもしました。
その子と一緒に「ほんとだね~。どこどこ? いないかなー。」
と二人で袋を覗き込みながら、
なんだか「あめふりくまのこ」の歌みたいだな…
とふんわりと幸せな気持ちになりました。
それぞれが素敵な子どもたちの発想ですね。
アスファルトに囲まれた日常の中で、
泥との出会いは土の感触を感じる時となり、
泥んこを堪能する機会は五感が刺激される場となります。
雨が降って水と砂が混ざると泥んこができることに気付き、
それに伴って天気の変化を気に留めたりもするようになります。
土の中に隠れている虫たちの発見。
泥んこから創造性が沸き上がること、
お友だちとの社会性が育つこと…
幼稚園の園庭は子どもたちの成長に
欠かせないものであふれています。
今日もまたそんなワクワクを探しに
雨上がりのお庭に飛び出していくことでしょう!
(お手紙が配布される頃は、園庭は晴れているかな)
園長 髙瀬眞理子