園の特色

園の紹介

長い歴史に育まれた確かな保育

田園調布ルーテル幼稚園は戦後の復興に湧く1952年、地域への愛と奉仕の実践としてスウェーデン系アメリカルーテル教会の宣教師により「めぐみ愛児園」としてはじまりました。1954年東京都公認幼稚園に認可され、「田園調布ルーテル幼稚園」となりました。

キリスト教保育

いつも喜んでいなさい。絶えず祈りなさい。どんなことにも感謝しなさい。テサロニケの信徒への手紙Ⅰ 5章16節~18節

この聖句は、田園調布ルーテル幼稚園が70年の歩みの中で、開園当初から大切にしている聖書のことばです。子どもたちが、互いの成長を喜んだり、友だちの病気や怪我、そして友だちの頑張っている様子に心を寄せて祈る時、子どもたちのしなやかな心にも、その聖書のことばが育っているように感じる時があります。そうした日々の中から、私たちが生かされ、めぐみが与えられていることを知り、生きる喜びが生まれ、感謝の心が育ちます。それは生涯を通しての宝物となっていくと考えています。

当園が大切にしていること

あそびは喜びの宝庫

「何をして遊ぼうか? どうやったらできるかな?」など、大人が考える以上に子どもたちは多くのことを学びます。友だちと意見の違いもあります。そんな中から協調性も学んで行きます。そして何より、力一杯遊べることは子どもにとって大きな喜びだと考えています。

祈れる子どもは強い

各クラスでの毎日の祈りに加え、週に一度、礼拝堂に集まり静かに牧師のお話を聞きながら讃美歌を歌い、祈る時間を設けています。祈りの時間は神様とのお話の時間です。神様に愛されているということを知ることは、安心や自信につながり、強い心を育てます。また、仲間との絆も深まります。

感謝の心を育てます

園生活の中で、子どもたちは様々な体験をします。そして、たくさんの“ありがとう”を送り合って過ごします。「おもちゃを貸してくれてありがとう」「手伝ってくれてありがとう」「お弁当を作ってくれてありがとう」。どんな小さなことにも感謝を忘れないことは、お互いを愛し合うことにも繋がります。


生きる力をはぐくむ
夢中になって遊んだり、空想したりすることで、豊かな感受性が育まれていきます。

あそび

幼児期のあそびは、就学以降に求められる「学びの意欲」の基礎を育てます。園庭で元気いっぱい走り回っておにごっこ。裸足で思いきり泥んこあそび。室内でじっくり考え工夫しながら工作。友だちと協力して大作を作る積み木あそび。それぞれが自分でやりたいあそびを見つけます。その中で、どうしたら上手くできるか考えたり、友だちと工夫したりする力を培い、試行錯誤する楽しさを経験しているのです。
また、あそびの時間には、子どもたちの心の動きがよく見えます。いつも一緒に遊んでいる友だちと今日は遊んでいないなど、保育者はいつもと違う子どもの心境にもすぐに気が付き、寄り添っていくことができます。

ルーテル図書館

幼稚園には1800冊以上の蔵書があり、ルーテル図書館を初め各保育室に配置されています。蔵書の内容は国内外の物語、自然科学の図鑑、聖書のお話、大型絵本、紙芝居…と、多岐にわたっていて、子どもたちはいつでも自由に好きな本を手に取って読むことができ、また週末には貸し出しも行っています。毎週水曜には在園の保護者による読み聞かせがあり、学期毎は外部の方による素話(すばなし)の会を開催し、子どもたちがさまざまな形で物語の世界にふれる機会を持っています。

畑づくり・食育

園庭には小さな畑があります。畑のお世話係は年長組です。何を育てるか決め、毎日成長を観察したり、水やりや雑草を抜いたりしてお世話をします。
収穫した野菜や果物は調理をして他学年にもふるまったりしながらいただき、みんなで恵みに感謝し収穫の喜びを感じています。そんな年長組の姿を他学年の子どもたちも、見て自分たちがお世話する番を期待しながら待っています。


対話力をはぐくむ
褒めて認めてもらえる経験の、積み重ねによって自己肯定感が育ちます。

こどもかいぎ

子どもたちが中心となり幼稚園での出来事を話し合い考えます。楽しいことを共有したり、時には困ったことの解決の道筋を話し合ったりして考えていきます。行事や活動の内容ややり方なども話し合い、仲間と共に生きる喜びを感じていきます。

合宿

2学期になると年長組は合宿に行きます。初めて保護者と離れてお泊まりする不安を、子どもたちの話し合いで分かち合い、自分たちで解決し乗り越えて、期待感を持って当日を迎えます。いつもとは異なる環境の中で子どもたちは助け合いながら過ごし、合宿を通して一回りも二回りも大きく成長し自信をつけて帰っていきます。行く前は不安だった子どもたちも、帰る頃には「もっと泊まりたい。まだ帰りたくない」と言うほど楽しい時間を過ごします。

他園との交流

長年交流がある幼稚園と、年に一度ドッジボール大会をしています。年長組の子どもたちが電車とバスを乗り継いで出かけていきます。この日のために、年長児は力を合わせて練習をし、他学年の子どもたちも応援したり、当日のための応援グッズを作ったりして一丸となって参加します。当日は今までの頑張りを存分に発揮して試合に臨み、試合のあとは相手チームとして戦った他園の子どもたちと一緒に遊んで帰ります。
また近隣のルーテル幼稚園にも出向き、交流会をしています。