天井まで届いたらどうしよう!

年長さんに”カプラ”というおもちゃがあります。

板状のカプラを『井』の形に重ねていくと

どんどん高くなりタワーが出来上がります。

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最初は女の子一人で始めた遊びでしたが

徐々に高く積みあがってくると興味を持った子どもたちが加わりました。

 

一番最初のタワーは椅子に乗った子どもの背の高さで壊れてしまいました。

壊れてしまうと「よし!今度はもっと高いタワーにしよう」

とすぐに子どもたちだけで取り掛かりました。

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「先生より高いかな?」

「東京スカイツリーかな」

「いやいやまだ東京タワーくらいだよ」

「天井まで届いたらどうしようね」

「大田区で一番の高さじゃないかな」

と子どもたちは口々に言いながら

1回目のタワーよりも高いタワーを完成させました。

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友だちと協力するから

失敗しても繰り返し挑戦するから

最後まであきらめないから

高いタワーが完成し自信や達成感に繋がっていました。